図1  WOWOWメンバーズオンデマンドの利用が視聴時間に与える影響
図1  WOWOWメンバーズオンデマンドの利用が視聴時間に与える影響
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図2 1カ月当たりのサービス利用頻度
図2 1カ月当たりのサービス利用頻度
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図3 主な利用場所
図3 主な利用場所
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 WOWOWは2012年9月6日の会見で、加入者向けのVOD配信サービス「WOWOWメンバーズオンデマンド」の利用実態の調査結果を発表した。900人弱の利用者を対象にインターネット上で調査を行った。

 WOWOWメンバーズオンデマンド利用がWOWOWのBS放送の視聴時間に与える影響を調べたところ、3割弱の視聴時間が増えると回答した。内訳は、「非常に増えた」という回答が3%、「増えた」が9.7%、「少しだけ増えた」が15.8%である(図1)。

 1カ月当たりのサービス利用頻度は、全利用者の9割強が1週間に1回以上サービスを利用していると回答した。「タブレット端末やスマートフォンの視聴アプリがダウンロードされるがあまり使われていない、という状況にはなっていない」(代表取締役社長の和崎信哉氏)という。回答の内訳は、「1日1回以上」が5.9%、「1日1回」が4.3%、「1週間に数回」は41.2%、「1週間に1回」が40.6%だった(図2)。

 主な利用場所は、「リビング」が25.3%、「寝室」が24.6%、「自室」が25%、「移動中」が17.9%、「その他」が7.2%である(図3)。自宅での利用が約75%を占める。さらにリビングでの利用をファミリーユース、それ以外をプライベートユースと位置づけると、プライベートユースが約75%を占めるという結果になった。

<TBSテレビとのドラマ/ドキュメンタリー番組の共同制作も報告>

 今回の会見では、TBSテレビと二つのジャンル(ドラマとドキュメンタリー)で番組を共同制作し、「WOWOW×TBSダブルコラボレーション」として2012年10月に放送することも報告した。

 取締役の船越雄一氏は、「地上放送局には我々にはない番組制作のノウハウがある。今回のコラボレーションを通じて知見を広げていきたい」という。ほかの放送局との共同制作については、「お話をいただければぜひやりたい。我々は全方位外交でやっていく」とした。

[TBSテレビとの共同制作の発表資料へ]