写真●Speedoc SelectPrintの画面
写真●Speedoc SelectPrintの画面
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 サイオステクノロジーは2012年9月5日、複数のファイルを一括して印刷できる印刷ユーティリティソフト「Speedoc SelectPrint」(写真)を発表、同日提供を開始した。Windows上でスタンドアロンで動作し、価格(税別)は9万8000円。サイオステクノロジーのほか、リコージャパンが同製品を販売する。

 Speedoc SelectPrintは、印刷したいファイルのリストを生成して、これを一括印刷するユーティリティソフトである。GUI画面上で、印刷したいファイルのリストを編集できる。ファイルの検索機能を備えており、検索フォルダの指定、ファイルの種類やファイル名での条件検索などが可能。こうして得られたファイルをリストに登録できる。

 リストに登録して印刷できるファイルの種類は、テキストのほか、TIFF、PDF、XDW、Word、Excel、PowerPoint(.docx、.xlsx、.pptxを含む)である。なお、ファイル検索時には、任意のフォルダのほか、リコージャパンの文書管理ソフト「Ridoc Smart Navigator」で管理しているファイルも検索できる。

 印刷時には、作成した印刷リストを使って、Windowsのプリンターから一括印刷できる。プリンターの種類は問わないが、一つの印刷リストからは一つのプリンターしか使えない。複数のプリンターを使い分けたい場合は、プリンターごとに複数の印刷リストを作る必要がある。

 印刷リストは、ファイルとして保存しておき、再利用できる。また、所定の監視フォルダに印刷リストを置くことによって、一定間隔で自動的に印刷リストを読み込ませて印刷処理を実行させることができる。