米Appleが9月12日(現地時間)にイベントを開催すると正式に発表した。同社がメディア関係者にイベントの招待状を送ったことで明らかになったもので、会場は米サンフランシスコのYerba Buena Center for the Arts(YBCA)。時間は太平洋時間午前10時となる。複数の海外メディア(Wall Street JournalBloombergAFP通信など)が現地時間9月4日に一斉に報じた。

 招待状にはイベントの内容について何も記されていないが、「もうそこまで来ている」という文字と数字の5の影があり、AppleがiPhoneの新モデルを発表し、その名称が「iPhone 5」になるとの見方が広がっている。

 Wall Street Journalは事情に詳しい関係者の話として、iPhoneの新モデルはスクリーンサイズが若干大きくなるが、見た目はiPhone 4Sに極めて似ていると伝えている。また新モデルはAppleがすでに発表しているモバイルOSの新版「iOS 6」を搭載し、独自の地図アプリケーションや、機能強化した音声アシスタント「Siri」などが特徴となる見通し(関連記事:Appleが「iOS 6」を発表、独自地図サービス、Facebook統合、Siriを強化)。

 Appleの新製品については、iPhoneの発表後に、8インチ以下のディスプレイを備える「iPad mini」が発表されるとの観測も流れている(関連記事:「iPhoneの新モデル発表は9月、iPad miniは10月」、米メディア報道)。