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 NECビッグローブ(BIGLOBE)は2012年9月4日、同社がスマートフォンなど向けに提供しているTwitterアプリ「ついっぷる」のチェックイン機能を利用することで、企業によるO2O(Online to Offline)マーケティングの実施を支援するサービスを提供開始した。

 第一弾としてローソンと提携し、全国のローソン店頭で「からあげクン」が半額(105円引き)になるチェックインクーポンの配布を同日から始めている(写真、10月3日まで1万枚限定)。ユーザーはついっぷる上でローソン店舗にチェックインし、表示されたQRコードを店内の情報端末Loppiにかざすことでクーポンを発券できる。

 同サービスでは、1枚ずつ異なる番号を採番したクーポンを配布できるため、クーポン配布側の企業はクーポンが取得および利用された場所や時刻などを確実に把握できるという特徴がある。また、この仕組みにより「1回限り」「一人3回まで」などクーポンの利用回数に制限をかけることも可能だという。

 加えて、クーポンの取得および利用実績と、実店舗で収集した「購入商品」「クーポン利用者の性別」「年齢層」などのデータを組み合わせることで、配布したクーポンの効果を様々な角度から分析できることもO2Oマーケティングを実施したい企業にとってのメリットになるとBIGLOBEでは説明している。

 同社は、チェックイン機能の利用履歴やクーポン利用履歴の実績からユーザーをターゲティングして、「六本木エリアによく行く人」「品川店に週1回以上チェックインした人」という具合に対象を限定したクーポンの配布を可能にするサービスを今秋を目途にメニュー化。その他業種別ソリューションの開発など企業向けメニューの拡充により、「2013年度末までに100件を受注し、売上1億円を目指す」(BIGLOBE)という。