TBSテレビは2012年9月3日、デジタルサイネージを活用した情報提供サービス「キャンパスTV」を、大学生協(大学生協北海道事業連合、大学生協東北事業連合、大学生協東京事業連合、大学生協東海事業連合、大学生協阪神事業連合、大学生協九州事業連合)と大日本印刷の協力により、9月に全国52大学へ拡大すると発表した。同サービスはこれまで、首都圏の16大学で提供していた。これにより、設置するデジタルサイネージ媒体は90面となり、全国約45万人以上の大学生に訴求するメディアとなるという。

 キャンパスTVは、生協食堂や生協購買店などの施設内に主に47インチ型の大型ディスプレイを設置し、24分を1ロールとして繰り返して配信している。コンテンツは、ニュース・天気・芸能・スポーツなどの生活情報や、電力の使用状況、生協食堂や購買店舗の情報などで構成する。また慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科 中村伊知哉研究室の協力で、学生が作成したオリジナルコンテンツも展開する。TBSテレビは、デジタルサイネージ媒体のコンテンツ制作ノウハウを活用し、コンテンツの番組編成やコンテンツ制作、広告販売を担当する。

 大学生協は組合員向けの情報発信・提案を担当し、大日本印刷はデジタルサイネージ端末のシステム運用や配信管理、設置機器管理を担当する。

 今後は、大学内におけるコミュニケーションメディアとしての地位の獲得を目指すとともに、災害時には最新の災害・安否情報などの情報を配信できるようにするなど、地域密着型の情報配信にも取り組む予定である。

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