2012年8月29日、韓国Samsung Electronicsはドイツ・ベルリンで「Samsung Mobile Unpacked」イベントを開催し、GALAXY Noteの後継機をはじめ多数の新製品を発表した。
同日よりベルリンでは国際コンシューマーエレクトロニクスショーの「IFA 2012」が開催されているが、SamsungはIFA会場とは離れた場所にある大型のイベント施設を使用。コンサートなどにも用いられる大型のホールであり、同社への注目の高さを印象付けた。
発表イベントは3部構成となっており、最初に「GALAXY Note II」を、次に「GALAXY Camera」を、最後に「Windows 8端末」数機種を発表した。
ディスプレイを大型化した一方で薄くなったGALAXY Note II
最初にSamsungはイベントの目玉となる新製品として「GALAXY Note II」を発表した(写真1)。これは2011年に同じくIFAで発表したGALAXY Noteの後継機となる。
SamsungはGALAXY Noteについて、スマートフォンとタブレットの間に「新しいカテゴリ」を作った点を強調。具体的な強化ポイントとしては、ディスプレイを5.5インチに大型化(写真2、現行のGALAXY Noteは5.3インチ)。Samsung独自のSUPER HD AMOLEDを採用する。厚みは9.4mmと、逆に薄型化した。重量は180グラムとなっている。
GALAXY Noteの特徴でもあるS Penによるペン入力について、ペンを接触させず、画面に近づけるだけで情報表示が可能な「Air View」機能に対応する(写真3、写真4)。
OSは、最新となるAndroid 4.1(開発コード名「Jelly Bean」)を採用。1.6GHzのクアッドコアプロセッサ、2GBメモリーを搭載する。通信規格は3G、4G(LTE)に対応する。3100mAhの大容量バッテリにより長時間駆動が可能。発売は2012年10月を予定している。