図 整備が完了した駅に掲出するステッカー
図 整備が完了した駅に掲出するステッカー
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 東京急行電鉄(東急電鉄)およびイッツ・コミュニケーションズ(イッツコム)は2012年8月30日、同年9月から順次、田園都市線、東横線など東急線の全駅において、公衆無線LANサービスを整備すると発表した。自社で通信設備を保有し、自社の光回線をインターネット接続用回線として利用する。全駅において主要携帯電話事業者3社を含む各種無線LANサービスを提供する。

 このサービスで東急電鉄は各駅の無線LAN設備機器を所有し、事業の主体的な推進を行う。無線LAN設備に関する運用・管理は、東急線沿線を中心にケーブルテレビやインターネット接続などの事業を手掛けているイッツコムが行う。

 東急線全駅の駅改札内において「docomo Wi-Fi」「フレッツ・スポット(一部の駅のみ)」「au Wi-Fi SPOT」、「Wi2300」、「ソフトバンク Wi-Fiスポット」の公衆無線LANサービスが利用可能となる。9月から田園都市線全駅で各無線LANサービスが利用可能となり、2013年夏頃には東急線全ての駅で利用可能となる予定。

 今後は駅構内だけではなく、駅前広場や商業施設内などの無線LANサービスエリア化への検討などを進める。東急電鉄が掲げた「3つの日本一」のうち「日本一住みたい沿線 東急沿線」を目指し、沿線在住者の生活価値向上に貢献する。

 なお、イッツコムのサービスとしての提供の仕方については検討中という。

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