イオンリテールとインターネットイニシアティブ(IIJ)は2012年8月30日、データ通信サービスの販売で提携したと発表した。IIJが「IIJmio」ブランドで個人ユーザー向けに提供しているLTE(Long Term Evolution)規格対応データ通信サービスで利用できるSIMカードを、本州および四国にあるイオン200店舗の携帯電話販売コーナーや家電販売コーナー(一部)で9月1日に発売する。

 IIJがNTTドコモのLTE網に対応したイオン専用サービス「IIJmioウェルカムパックforイオン」を提供し、イオンが同サービスに対応したSIMカードを店頭で販売する形になる。SIMパッケージの価格は3150円で、通信速度が最大128kビット/秒の「ミニマムスタート 128プラン」の場合、利用料金は月額945円。SIMカードのタイプは標準SIMとmicroSIMから選択できる。最低利用期間は「課金開始日の翌月末まで」となっている。

 より高速な通信速度が必要なユーザー向けに、データ転送量100Mバイト当たり525円で高速通信(下り最大75Mビット/秒、上り最大25Mビット/秒)を利用できる「追加クーポン」も用意している。11月30日までに申し込んだ場合、特典として同クーポンが1枚無料で付属するという。

 なお、サービス申し込みに当たっては、上記「ミニマムスタート 128プラン」の他に、複数のSIMカード(最大3枚、2枚目以降は別途送付)を利用でき、高速通信可能なデータ容量をシェアできる月額2940円のプラン「ファミリーシェア 1GBプラン」も選択可能になっている。