富士通は2012年8月30日、日本航空(JAL)グループの全社員約3万1000人が利用する社内教育システムを刷新したと発表した。システムだけでなく教育研修体系も合わせて見直すことで、社員一人ひとりの能力を高めたり、教育関連コストを削減したりすることを目指す。

 JALグループの社員はこの7月から新システムを利用している。システム刷新においては、富士通が提供するeラーニングシステムである「Internet Navigware」をJALグループ向けに改良した。富士通グループでeラーニングの構築を専門に手掛ける技術部隊が約3カ月で構築した。

 新システムはJAL独自の整備業務管理システム「JAL Mighty」とデータをやり取りできる機能を備えている。このため、整備部門ではそれぞれの整備士が持つ資格や社内研修の受講情報を常に最新の状態で管理できるという。