写真1●投稿の公開範囲を社内限定にできる
写真1●投稿の公開範囲を社内限定にできる
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写真2●ビデオ会議「Hangouts」の中で、ドキュメント共有が可能
写真2●ビデオ会議「Hangouts」の中で、ドキュメント共有が可能
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写真3●ビデオ会議の予定をカレンダーに登録できる
写真3●ビデオ会議の予定をカレンダーに登録できる
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 米Googleは現地時間2012年8月29日、同社独自のSNS「Google+」において法人向けに最適化した機能の提供を開始した。同社の組織向けアプリケーション群「Google Apps」を利用している企業および組織は、2013年末までのプレビュー期間に、無償でGoogle+の法人向け機能を利用できる。

 Google+はサービス開始当初、個人ユーザーに対してのみ登録を奨励していたが、2011年10月よりGoogle Appsで導入できるようにした(関連記事:「Google+」の企業向け提供開始、Google Appsから利用可能に)。それ以来Googleは顧客のフィードバックをもとに、法人に特化した機能の構築に取り組んでいたという。

 今回の法人向け機能提供により、Google AppsユーザーはGoogle+に投稿する際、公開範囲を社内のみに制限し、社外と再共有できないよう手軽に設定できる(写真1)。必要があれば、投稿の共有相手として社外の特定パートナーを指定するなど細かい設定にも対応する。

 また、最大10人の出席者でビデオ会議ができる「Hangouts」機能を、「Gmail」から直接立ち上げられるようになった。ビデオ会議では、「Google Docs」で共有しているドキュメントを共同で閲覧および編集できる(写真2)。ビデオ会議の予定を「Calendar」に登録して、Calendarの招待通知から直接ビデオ会議に参加することも可能(写真3)。

 さらに管理者向け機能として、社員の投稿およびビデオ会議に関する公開制限のデフォルト設定を管理者が社内全体に適用できる。

 Googleは、今後もさらに多くの法人向け機能を追加し、管理機能の強化を図るほか、モバイル対応も進めたいとしている。

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