エヌ・ティ・ティ・アド(NTTアド)は2012年8月29日、生活者のテレビとソーシャルメディアの併用実態を把握するために行ったインターネット調査の結果を発表した。

 調査対象(首都圏在住15~59歳男女500人)のうち、テレビとソーシャルメディアの両方を利用している人(306人)にテレビの視聴中にソーシャルメディアに書き込みをしているかを聞いたところ、やったことがあるという回答(「よくやっている」「時々やっている」「あまりやらない」の合計)は70.6%だった。テレビ視聴中のソーシャルメディア利用者(同時利用者)の出現率を全対象者ベースで算出したところ、43.2%という結果になった。出現率を年代別でみると、20歳代が63%、10歳代が55%となり、若年層が上位を占めた。

 どのようなジャンルのテレビ番組を題材にするかを聞いたところ、全対象者ベースでは「ニュース、報道番組」(37.5%)、「スポーツ」(32.4%)が上位となった。年代別では、例えば10歳代では「アニメ・マンガ」(40%)が他のジャンルを抑えて第1位となった。

 一日当たりのテレビとソーシャルメディアの利用時間を聞き、その加重平均を比較したところ、テレビ利用時間は2.3時間、ソーシャルメディア利用時間は0.6時間となった。テレビとソーシャルメディアの同時利用者は、テレビ利用時間(2.6時間)とソーシャルメディア利用時間(1時間)の両方で全体の平均を上回った。

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