画面●GDOのFacebook用「ゴルカン」アプリ
画面●GDOのFacebook用「ゴルカン」アプリ
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 ゴルフ予約サイトを運営するゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)は2012年8月28日、新しいFacebookアプリ「ゴルフ場予約幹事サポートアプリ(ゴルカン)」のサービスを始めた(画面)。グループでゴルフ場を予約しようとする幹事役の人がゴルカンアプリを使えば、参加メンバーの確認や日程調整、これに沿ったゴルフ場プランの予約などを一気通貫で実行できる。

 ゴルフの参加メンバーはFacebook上で募る。幹事はFacebook上で日程やゴルフ場の候補を挙げたうえで、投票機能でメンバーの意向を聞く。Facebookにアカウントを持っていることが前提になるが、Facebookアカウントがなくても電子メールさえあれば、メンバーの招待やスケジュールをゴルカンアプリ上で一元管理できる。こうして、メンバーや日程、ゴルフ場が確定すれば、そのまま予約までの操作を完結できる。

 GDOマーケティング部は「Facebookアプリには無料の診断アプリや『懸賞アプリ』などが多い。GDOがFacebookアプリを作るからには、マネタイズ(収益化)に直結するFacebookアプリを投入したかった」と説明する。ゴルカンアプリは、グループでのゴルフ予約増と手数料増に直結する可能性がある。既存の「GDOゴルフ予約」サイトにもゴルカンアプリへの導線を用意し、漠然とゴルフをしたいと思っている状況から、グループでの予約への流れをサポートできるようにする。

 GDOはこれまでもゴルフ場予約サイト「GDOゴルフ場予約」を提供し、業界で最大級のサイトになっている。しかし、楽天の「楽天GORA」など他サイトや、大手ゴルフ場運営業者による自社予約サイトとの競争が激しい。新しいFacebookアプリの付加価値によって、予約サイトとしての優位性を確立したい考えだ。