米Flurryが現地時間2012年8月27日に公表したモバイルデバイスに関する調査によると、米Googleの「Android」や米Appleの「iOS」を搭載したスマートフォンおよびタブレット端末は世界で爆発的に増えており、その成長速度は過去のどの消費者向けテクノロジー製品/サービスよりも速い。同社によるとその速度は、1980年代におけるパソコン普及期の10倍、1990年代のインターネットブームの2倍、昨今のソーシャルネットワーク普及速度の3倍に当たるという。
Flurryは20万以上のアプリケーションの稼働データをもとにスマートフォンおよびタブレット端末の導入状況を分析しており、それぞれの製品/サービスの普及開始から5年間の伸び率を比較した。
また同社によると2012年7月の1カ月間に稼働していたAndroidおよびiOS端末の数は6億4000万台。国別の台数を見ると、米国が1億6500万台でトップとなり、これに中国の1億2800万台、英国の3100万台、韓国の2800万台、日本の2200万台と続いた。
過去1年間の増加数を見ると米国が約3000万台、中国が1億台超で、中国の1年前からの伸び率は401%と断トツ。このことから、中国における端末の数は早ければ2012年の年末に米国を上回るとFlurryは予測している。
このほか、アプリケーションのセッション数を見ると、世界全体に占める米国の割合は昨年52%だったが、今年は36%に低下している。一方2~9位の国を合わせた割合は1年前の27%から36%に増大、10位以下も21%から28%に増えており、Android/iOS端末の分布が世界に広がっている状況が分かるとFlurryは分析している。
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