写真●ライオンが採用した「Oracle Exadata Database Machine」
写真●ライオンが採用した「Oracle Exadata Database Machine」
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 家庭用品大手のライオンは2012年5月までに、新しい会計システムを稼働させた。システム導入を担当したSCSKが8月27日に発表した。新システムの特徴は、基盤サーバーとして日本オラクルのデータベース専用機「Oracle Exadata Database Machine」(オラクルエクサデータ、写真)を採用し、処理性能を向上させたことだ。

 ライオンはこれまで、独SAPのERP(統合基幹業務)パッケージをメーンフレーム上で稼働させていた。新システムではこれをOracle Exadata上に移行させることで、運用費を大幅に削減した。移行後のSAPモジュールの動作性能は従来比で3~20倍に向上したという。特に、アドオン帳票出力時のデータベース処理速度が向上したことで、経理部門の業務効率向上につながっている。

 SCSKによると、ExadataをSAP向けデータベース基盤として活用する事例は国内で初めて。SAP向け以外では、北陸コカ・コーラボトリング(関連記事)やマツダ(関連記事)などがExadataを導入している。

[SCSKの発表資料]