米Wall Street Journalの技術系情報サイトAllThingsDは現地時間2012年8月25日、米Appleが新型のiPhoneを発表するのは9月で、タブレット端末の小型版、いわゆる「iPad mini」を発表するのは10月になると報じた。Appleはまず9月12日に開催するイベントで新型iPhoneを発表し、同端末の販売開始後の10月に再びイベントを開き、現在開発中の小型iPadを発表するという。

 これまでAppleは、これら2つの製品を1つのイベントで披露すると見られていた。だがAllThingsDは複数の関係者の話として、Appleはどちらの製品も大きな話題になると見て、年末商戦を前にイベントを2つ開催することで、より大きな関心を集めたいと考えていると伝えている。

 iPad miniは、iPadの9.7インチより小さい8インチ以下のディスプレイを搭載するとうわさされている端末。現行の第3世代iPadのような高精細「Retina」ディスプレイは採用せず、解像度はiPad 2と同じXGA(1024×768ドット)になると見られている(関連記事:「Appleが小型iPadの発売を計画中---米メディアが報道」/「Apple、8インチのiPadを開発中か、米紙の報道」)。

 なおiPhoneとiPadの新モデルの発表イベントについてAppleは何ら情報を明らかにしていないが、AllThingsDはAppleが今後数日から数週間のうちにイベントについて告知すると伝えている。