写真1●エバーノートCEOのリービン氏(左)とモレスキンCEOのアリーゴ・ベルーニ氏(右)
写真1●エバーノートCEOのリービン氏(左)とモレスキンCEOのアリーゴ・ベルーニ氏(右)
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写真2●Evernoteに対応したスマートノート。大きさの違う2種類を用意
写真2●Evernoteに対応したスマートノート。大きさの違う2種類を用意
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写真3●罫線によっても、横罫だけの製品と横罫と縦罫がある製品の2種類がある
写真3●罫線によっても、横罫だけの製品と横罫と縦罫がある製品の2種類がある
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写真4●スキャン機能「ページカメラ」向けに用意されたシール
写真4●スキャン機能「ページカメラ」向けに用意されたシール
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 2012年8月24日に米国サンフランシスコで行われた米エバーノートの開発者会議「Evernote Trunk Conference」で、同社CEOのフィル・リービン氏は、イタリアの手帳メーカー、モレスキンとの提携を発表した。モレスキンの手帳に書いたメモをデジタル化し、コンテンツ共有サービスEvernoteの「ノート」として取り込む。

 同会議の基調講演には、モレスキンCEOのアリーゴ・ベルーニ氏が登場。今回の提携がデジタルとアナログの橋渡しになるものだと語った(写真1)。リービン氏は、「両社の関係は始まったばかり」とし、今後の協業拡大の姿勢を示した。

 今回の提携に合わせてモレスキンは、独自のテクスチャーと専用のシールが入ったEvernote特製の手帳「スマート・ノートブック」を発売する。大きさと罫が異なる4種類の製品がある(写真2、3)。

 Evernoteは、iOS版アプリの新機能として「ページカメラ」と呼ぶスキャン機能を用意した。メモに貼りつけたシールを読み込んで、ノートを自動分類する(写真4)。シールに対応するタグはあらかじめ用意されるが、ユーザーが好みで設定できる。

 製品は、小型の「ポケット」と大型の「ラージ」の2種類があり、価格はそれぞれ24.95ドル、29.95ドル。発売は10月1日で、会議当日から事前注文を受け付ける。同会議の参加者には、新版の手帳が全員にプレゼントされた。