写真●伊藤忠エネクスが導入する営業支援システム。外出先のAndroidタブレット端末で営業資料を表示できる
写真●伊藤忠エネクスが導入する営業支援システム。外出先のAndroidタブレット端末で営業資料を表示できる
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 伊藤忠商事系のエネルギー専門商社である伊藤忠エネクスは2012年10月までに、タブレット端末を使った新しい営業支援システムを導入する(写真)。8月15日から7拠点で試験運用を始めた。10月までに約100台のタブレット端末を導入して本格運用する。システム構築を担当したNECが8月24日に発表した。

 新システムを活用するのは、伊藤忠エネクスの「ホームライフ事業本部」。個人や法人向けにLP/都市ガスや、太陽光発電システム、家庭用燃料電池などの販売を行う。営業活動では、技術や環境面の効果、費用などに関する詳細な説明が必須になる。従来は、客先訪問時に紙に印刷した提案資料を持参していた。これを電子化し、外出先でタブレット端末を見せながら説明できるようにする。

 伊藤忠エネクスはNEC製のAndroidタブレット端末「LifeTouch Bプラス」「LifeTouch L」を採用した。コンテンツ配信はNECのクラウドサービス「Contents Director」を通じて行う。

 客先訪問時のタブレット端末とクラウドサービスの間の通信回線は、NECがKDDI(au)のMVNO(仮想移動体通信事業者)として提供する。伊藤忠エネクスは通信料金も含めたクラウドサービス利用料をNECに支払う。

[NECの発表資料]