図 スーパーハイビジョン映像のテレビ仕様
図 スーパーハイビジョン映像のテレビ仕様
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 日本放送協会(NHK)は2012年8月23日、スーパーハイビジョン(SHV)映像信号の仕様がITU-R勧告として承認され、テレビの国際規格(ITU-R勧告 BT.2020:Parameter values for UHDTV systems for production and international programme exchange)となったと発表した。

 今回、承認されたテレビの国際規格には、「毎秒フレーム数120枚」など、SHV映像ならではの臨場感や実物感を再現するための要素が盛り込まれた。これにより被写体の「動きぼやけ」を低減したり、実物に近い色を再現したりすることができるようにした。アスペクト比(横:縦)は16:9、画素数は水平7680×垂直4320(3317万7600画素)である(図)。

 NHKは、「今後も国際標準化に寄与するとともに、SHV信号の伝送や家庭用視聴機器を含めたSHV放送を実現するための研究開発を加速する」「SHV放送の早期実現を目指し、SHVの魅力の周知活動にも積極的に取り組む」としている。

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