写真●「DataTraveler Ultimate」(DTU30)特別カスタマイズ版。10月に製品化される正式版の「DataTraveler Workspace」では外観などが変更される可能性がある。
写真●「DataTraveler Ultimate」(DTU30)特別カスタマイズ版。10月に製品化される正式版の「DataTraveler Workspace」では外観などが変更される可能性がある。
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 米キングストンテクノロジーは2012年8月22日、10月26日に全世界で一般販売が開始される米マイクロソフトの新OS「Windows 8」に搭載される目玉技術の一つ「Windows To Go」向けに最適化したUSBフラッシュドライブ(USBメモリー)「DataTraveler Workspace」を企業ユーザー向け製品として開発していることをアナウンスした。

 現在、同社のUSB3.0対応フラッシュドライブ「DataTraveler Ultimate G2」(DTU30)をWindows To Goでの利用向けにカスタマイズした特別バージョン(写真)を作り、開発途中のベータ版として評価目的での希望者(米国のユーザーのみ)に有償で提供し始めているという。価格は32Gバイトモデルが75ドルで、64Gバイトモデルが140ドルとなっている。

 Windows To Goは、USB接続のハードディスクやフラッシュメモリーなどをWindows 8の起動ドライブとして利用できるようにする機能(関連記事:最新OS&ソフト わくわくインストール 第2回 Windows 8環境を持ち歩ける「Windows To Go」)。接続先環境に合わせてドライバーの入れ替えなどが自動実行されるため、従来難しかった「自分のWindowsを持ち運んであらゆる場所で使う」ことが可能になる。

 キングストンテクノロジーによれば、開発中のこのDTU30特別バージョンは、同社の他の既存USBフラッシュドライブと異なり、Windows 8(Windows To Go)の特性に合わせた“スペシャルなドライブ”になっているという。おそらくブート時のデバイス認識まわりや速度面などをチューニングしているのではないかと思われるが、同社では詳細について明らかにしていない。

 同社によれば、正式バージョンであるDataTraveler Workspaceの発売はWindows 8の発売と同じ10月を予定しているという。