NTTドコモは2012年8月22日、公衆無線LANサービス「docomo Wi-Fi」の月額使用料(315円)が無料になるキャンペーン「docomo Wi-Fi永年無料キャンペーン」を9月1日に始めると発表した。「Xiパケ・ホーダイ フラット」など、同社指定の定額サービスへの加入が適用条件となる(条件を満たす既契約者には自動適用)。同条件を満たす限り、キャンペーン期間終了後も無料で使い続けられる点が特徴だ。キャンペーンの提供期間は2014年3月末まで。

 8月20日時点のアクセスポイント数は、駅や空港、カフェなど約3万8000カ所。9月中に約7万カ所、2013年3月末までに約12万~15万カ所まで拡大する計画。一部のアクセスポイントにはエントランス回線にLTEを活用し、エリア展開を急ぐ。NTTドコモは現在も2013年3月末までを対象とした公衆無線LANの無料キャンペーンを展開中。提供エリア拡大に加え、競合他社との対抗上、今回の拡充を図った。

 なお、KDDI(au)は「au Wi-Fi SPOT」、ソフトバンクモバイルは「ソフトバンクWi-Fiスポット」の名称でサービスで展開しており、自社スマートフォンの利用者などに実質、無償で提供している。アクセスポイントの数はKDDIが約10万カ所(3月末時点)、ソフトバンクモバイルが約27万カ所(7月末時点)。