写真●DXi8500の外観
写真●DXi8500の外観
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 日本クアンタムストレージは2012年8月22日、重複排除技術を搭載したバックアップストレージのハイエンド製品「DXi8500アプライアンス」の機能を強化した発表した。設置スペース効率の向上、性能の向上、消費電力の削減などを実現している。

 3テラバイトのディスクドライブ搭載に対応したことで設置スペースの効率を高めた。1ラックで330テラバイトの最大容量を実現している(写真)。従来は2ラックで320テラバイトだった。

 性能は最大11テラバイト/時と、以前の8.8テラバイト/時に比べて25%向上させた。また、消費電力量を約7000kWhから約4000kWh(330テラバイト構成の場合)と42%強削減しているという。

 暗号化機能を備えたディスクドライブを使用することによって、データの暗号化も実現している。ドライブをDXi8500から取り外したときも情報漏洩を防ぐことができる。製品はワールドワイドで7月下旬から出荷しているが、今回の発表を機会に国内での受注を本格化する。