キングソフトは2012年8月22日、オンラインストレージサービス「KDrive」の無料容量を最大50Gバイトに増量すると発表した。KDriveのこれまでの無料容量は、登録時に2Gバイト、友人招待で最大10Gバイトとなっていた。今回のサービス拡充により、登録時の無料容量を30Gバイトとし、さまざまな条件により最大50Gバイトまで無料で利用できるようになる。

 無料容量を追加する条件は、「KINGSOFT Office」のシリアル番号の入力で20Gバイト追加、友人招待で新規ユーザーが登録した場合で1人登録につき2Gバイト追加、ログイン後のチェックインボタンのクリックで1日1回ランダム容量の追加などとなっている。

 また、有料での容量追加は、これまで30Gバイトを年額6000円、50Gバイトを年額9600円、100Gバイトを年額1万8000円で提供していたが、少額でも利用できるように月額プランを用意した。月額プランの価格は、30Gバイトが500円、50Gバイトが800円、100Gバイトが1500円となる。

 キングソフトは今回のサービス拡充に伴い、新たにMac版アプリ「KDrive for Mac(β)」を用意、同日よりKDrive公式サイトからダウンロード可能としている。また、iPhoneアプリ「KDrive」、Android向けの「KDrive for Android」、Windows向けの「KDriveクライアントソフト」の新バージョンも同日発表した。

 新バージョンでは、ファイルそのものにURLを設定し、誰でもそのURLを使ってダウンロードできる「パブリックリンク」が利用できる。これにより、KDriveに登録していないユーザーでもリンクを通じてファイルが受け取れるようになる。

 同日よりKDrive for Androidは「Google Play」で無料公開されるほか、Windows向けクライアントソフトはKDrive公式サイトから入手できる。iPhoneアプリKDriveは、「App Store」での審査終了次第公開される予定。