ニフティは2012年8月20日、パソコン通信サービス開始から25周年を記念したイベント「NIFTY-Serve大同窓会3days -オフラインで、逢いましょう。-」を、東京・お台場の東京カルチャーカルチャーで開催した(関連記事:「NIFTY-Serve大同窓会が開催、『秀丸シリーズはピーク時年1億円超えた』」)。同イベントは22日までの開催となる。
初日は「やっぱりパソ通が好き。パソ通マニアが一挙集結」と題したトークショーを開催した。シェアウエアやフリーソフトの作者が登壇し、「シェアウエアはフリーミアムビジネスモデルの先駆けか」や「パソコンソフトも今後はWebアプリ化が進行するか」といったテーマについて議論した。
昔話にも花が咲いた。「秀丸」作者の斉藤秀夫氏は、「Windows 95が発売された当時は秀丸による売上がピークに達し、年間1億5000万円にも達した」と語り、会場を沸かせた。またシェアウエア送金代行係の藤本裕之氏は「送金代行を開始した3日目に、不正アクセスによって、約700件、金額にして70万円もの不正送金行為が発生して、その始末に苦労した」と、当時を振り返った。
会場の奥には「80~90年代再現!?なつかし部屋」と題した展示コーナーもある。ラジカセやアナログビデオなどのほか、パソコン通信の黎明期に使用された音響カプラーも展示されている。
同イベントは、8月21日は「パソ通で人生変わっちゃったナイト」、22日は「エンタメ系フォーラム大文化祭」と題してトークショーが開催される。