図●「使用電力見える化クラウドサービス」の概要(東芝ソリューションの発表資料より引用)
図●「使用電力見える化クラウドサービス」の概要(東芝ソリューションの発表資料より引用)
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 東芝ソリューションは2012年8月16日、「使用電力見える化クラウドサービス」()を 凸版印刷の相模原工場に導入したと発表した。4月末から稼働開始している。

 同クラウドサービスは、東芝および東芝ソリューションが提供している。凸版印刷の相模原工場では同クラウドサービスを導入するに当たり、電力量計(電力メーター)や電力量などの計測センサーを300カ所に設置。使用電力の度合いをリアルタイムに把握することで、使用電力量の削減および省エネの推進をねらう。

 管理用の画面では、設置箇所ごとの使用電力量を一覧で確認できるほか、「電力デマンドグラフ」で今後使われるであろう電力量が予測できる。また、一定の使用量を超えた段階で管理画面やメールとして警告を出すアラーム機能なども備える。これらの機能を使うことで、電力の使用状況に応じた最適な操業が実現できるという。

 同サービスは2011年6月に開始。すでに東芝グループが導入済み。今回凸版印刷に導入するに当たり、同サービスに電力使用を解析するためのグラフ表示機能などを追加した。これにより、電力使用の現状や推移を把握しやすくした。