米マイクロソフトは現地時間2012年8月15日、「Windows 8」RTM(Release to Manufacturing:工場出荷)版および90日評価版の提供を開始した。一般への販売に先駆けてアプリケーション開発や製品評価のために提供するもの。Windows 8の一般向けに正式リリースは10月26日の予定。

 Windows 8 RTM版は「MSDN サブスクライバー ダウンロード」や「TechNetサブスクリプション」などで、それぞれのマイクロソフトのサービス加入者に提供している。一般利用者の評価には90日評価版を「MSDN Evaluation Center」で提供している。

 MSDNサブスクライバーダウンロードでは、Windows 8と同Pro、同Enterpriseが提供されている。いずれも32ビット版(x86)と64ビット版(x64)がある。

 MSDN Evaluation Centerで提供されているWindows 8 Enterpriseの90日評価版にも、32ビット版(x86)と64ビット版(x64)がある。日本語版も含まれている。90日評価版には有効期限のほか、製品版などへのアップグレードができないという制限がある。

 また、「Windowsデベロッパーセンター」では、Windows 8の開発者向けツールに関するリンクがまとまっている。ここで、Windows 8向けアプリを開発する無償ツールの「Visual Studio Express 2012 for Windows 8」の入手も可能だ。

■変更履歴
公開当初は、Windows 8評価版とEnterpriseの評価版の二つが提供されるように書いていましたが、実際はEnterpriseの90日評価版のみです。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2012/08/17 09:15]