PinterestのiOS向けアプリケーションの画面例
PinterestのiOS向けアプリケーションの画面例
[画像のクリックで拡大表示]

 米国の写真共有SNS「Pinterest」は現地時間2012年8月8日、これまでの招待制を終了し、誰もが自由に参加できるようにした。TwitterやFacebookのアカウントが利用できるほか、電子メールアドレスを使ってサインアップできる。これまでは知人から招待を受けるか、電子メールアドレスを入力してPinterestからの招待を待たなければならなかった。

 Pinterestは、仮想コルクボードにネット上の商品画像や自分で撮影した写真を貼り付けて知人などと共有するSNS。米TIME誌の「The 50 Best Websites of 2011」に選ばれたことなどがきっかけとなり、米国を中心に人気が高まった。

 同社は利用者に関する統計データを公開していないが、技術系ニュースサイトの米VentureBeatによると、今年3月の1カ月間における訪問回数は1億441万回となり、Facebookの70億1296万回、Twitterの1億8218万回に次いで3位となった。女性の割合が多いサービスとして知られ、デザインや使い勝手の良さが人気上昇の理由と言われている。また米Barack Obama大統領が選挙キャンペーンのページを開設したり、楽天が5月に出資と米国外事業の支援を発表したりして話題になった(関連記事:楽天、米国3位のSNS「Pinterest」に資本参加)。

 PinterestはWebブラウザーとiOS向けアプリケーションから利用できる。Web版は日本語には対応していないが、画面上の「Add」をクリックし「Add a Pin(ネットから取り込み)」や「Upload a Pin(ファイルをアップロード)」を選ぶと、画像を追加できる。またブックマークレットも用意しており、閲覧しているWebサイトの画像を簡単に追加できる。iOS向けアプリケーションにはカメラで撮影した写真を投稿する機能もある。

[Pinterest公式ブログへの投稿記事]