大日本印刷と日本ユニシスは2012年8月9日、資本・業務提携すると発表した。大日本印刷は8月22日付けで、日本ユニシスの発行済み株式の18.9%を三井物産から約114億円で取得し、筆頭株主となる。大日本印刷は日本ユニシスへの出資と業務提携により、IT事業を大幅に強化する。

 現在の日本ユニシスの筆頭株主で株式の27.8%を所有する三井物産は、約2073万株を大日本印刷に譲渡することになる。株式譲渡後も三井物産は、日本ユニシスの株式の8.9%を所有する第2位株主として残る。

 大日本印刷が強みを持つICカードやデジタルコンテンツ事業などと、日本ユニシスが得意とするクラウドなどITサービス事業を連携させシナジー創出を目指す。両社はまず、クラウド事業、プラットフォームサービス事業、マーケティングの三分野での連携を強化する方針だ。