写真●リクルートが「働く女性」をターゲットに提供を始めた目的特化型SNS「cotoro」
写真●リクルートが「働く女性」をターゲットに提供を始めた目的特化型SNS「cotoro」
[画像のクリックで拡大表示]

 リクルートは2012年8月7日、就業中あるいは求職中の女性向けに、日々の仕事に関する様々なつぶやきや情報を自分と近い立場にいる他の女性と共有するための目的特化型SNS「cotoro」(ことろう)の提供を開始した(写真)。スマートフォン(AndroidおよびiOS端末)や携帯電話から利用できる。スマートフォンの場合は、それぞれの公式マーケットから無料の専用アプリをダウンロードして参加する。

 cotoroは、一般的なSNSのようにユーザーがフリーハンドで「友人同士のつながりの輪」を広げるのではなく、「自分と同じ業種や職種、似た仕事をしているユーザー同士」(これから仕事に就きたい人も含む)が気軽にコミュニケーションを図れるように、様々な仕組みを用意している。例えばユーザーが投稿したつぶやきは、類似の仕事をしている他のユーザーに対して公開され、気になるつぶやきに対しては「拍手」や「ドンマイ」といった挨拶を気軽に送れるようになっている。

 ユーザーがプロフィールに登録可能な仕事の種類は、カフェや居酒屋、ビューティ、コンビニ、アパレルなど世の中にある多くの業種や職種をカバー。つぶやきを投稿する際のカテゴリーについても、「シゴト日記」「シゴト探し」「アゲ↑↑」「凹↓↓」「恋バナ」「ゴハン」「フォト」など女性が好みそうなカテゴリーを数多く用意している。汎用的に質問や相談ごとを投稿できる「教えてQ&A」といった場も提供する。

 リクルートによれば、仕事に関する悩みや相談ごとなどは、身近な知り合いよりもむしろ実際に似た仕事に就いているユーザー同士の方が話しやすかったり本音で語り合ったりしやすいケースも多く、そうしたニーズを満たせるSNSとしてcotoroを立ち上げたとしている。同社では「FacebookやTwitterなど知り合い中心のSNSではつぶやけないことをつぶやきたい女性ユーザー」の参加も見込んでいるという。