写真●PX2(三相400Vモデル)の外観
写真●PX2(三相400Vモデル)の外観
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 ラリタン・ジャパンは2012年8月8日、PDU(サーバーラック内の機器に電源を供給するための電源タップ製品)の新ラインアップとして、電圧400Vの高出力モデル(写真)を発表した。同日、日本国内において、カスタマイズ(100台以上での受注設計)での受注を開始した。価格は個別対応。時期は未定だが、いずれは仕様を定めたカタログモデルとして400Vモデルを販売する。

 インテリジェントPDU製品「PX2」の新ラインアップとして、最も高出力となる三相400Vのモデルを追加した。400Vの三相電力を2台のPDUに供給し、PDUからサーバー機に対して230Vの単相電力を供給する。これにより、コンテナ型データセンターなどのような高密度ラックに対し、より多くの電力を供給できるようになる。なお、既存モデルでは単相200Vが最も高出力なモデルだった。

 なお、インテリジェントPDUは、電源監視用のコンピュータを内蔵する。PDU全体(PX2-1000の場合)やコンセント単位(PX2-5000の場合)で、電源の利用状況(電流、電圧、電力、エネルギー消費量など)を取得できる。測定値がしきい値を超えた場合には、SNMPトラップやSyslog通知、メール通知などのアクションを起こすことができる。