本体の中央部にスマートフォンを置くスペースが用意されている。キーはシリコン製で45個ある
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利用時のイメージ。両手を離して打鍵する。折りたたみ式なので机上に置かないと使いにくい
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持ち運ぶ際は三つ折りして付属のケースに収納できる
持ち運ぶ際は三つ折りして付属のケースに収納できる
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 エレコムは2012年8月7日、ノルウェーのOne2Touch社と共同開発したスマートフォン向けNFC対応キーボード「TK-FNS040BK」を8月下旬に発売すると発表した。価格は1万8690円。

 TK-FNS040BKは、無線通信の国際規格「NFC IP-1(ISO/IEC 18092)」に準拠した、近距離無線通信を利用してスマートフォンと接続するキーボード。Bluetoothキーボードでは必要な「ペアリング」作業は不要で、載せるだけでキー入力ができるようになるのが特徴。

 デバイスドライバー的な役割を果たす専用アプリと、日本語変換アプリ「ELECOM 日本語入力 powered by ATOK」をスマートフォンに導入した後に、中央部の平らな部分にNFCに対応したスマートフォンを載せると、自動的に接続されて文字入力が可能になる。キーボードの電源は自動的にオン/オフされる。

 現状ではNFCのみに対応するため、利用できるスマートフォンは、「GALAXY NEXUS」や「GALAXY Note」などに限られる。秋以降に予定しているアプリのバージョンアップで「おサイフケータイ」で使われている「FeliCa」へ対応する計画があり、これによって対応機種が大幅に増える見込みだ。

 内蔵バッテリー(交換不可)で動作し、電池寿命はキーボード操作を1日8時間した場合で1年6カ月を見込む。大きさは幅341×奥行き65×高さ8.6mm。重さは約144g。