写真●KING OF TIMEのAndroid向けタイムレコーダーアプリケーションの画面
写真●KING OF TIMEのAndroid向けタイムレコーダーアプリケーションの画面
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 ヒューマンテクノロジーズは2012年8月7日、同社がSaaS型で提供している勤怠管理ソフト「KING OF TIME」を強化し、タイムレコーダー機器のラインアップを拡充した。これまで提供してきたパソコン接続型の認証デバイスや専用装置に加えて、新たにAndroid端末をタイムレコーダーとして使えるようにした(写真)。有線のインターネット回線やパソコンなどを設置できない環境に適する。

 KING OF TIMEは、SaaS型の勤怠管理ソフトである。各種のタイムレコーダー機器から入力された打刻データを収集し、勤怠データとして管理する。管理者向けWeb画面からは、日々の打刻状況をリアルタイムに確認/編集できるほか、月ごと拠点ごとの集計データを確認できる。

 パソコン接続型の認証デバイスとして、指紋認証、指静脈認証、非接触型ICカード(FeliCa)などを利用するためのデバイスを用意している。FeliCa認証については、パソコンを利用しない独立型の認証装置もある。

 さらに、パソコンも専用装置も使わないFeliCa認証の仕組みとして、Androidアプリケーションを用意した。FeliCaのリーダー機能を搭載したAndroid端末に専用のソフトウエアをインストールすることで、Android端末をタイムレコーダーとして利用できるようにする。画面上の「出勤」「退勤」「休憩開始」「休憩終了」ボタンを押してFeliCaカードをタッチすることで打刻ができる。

 価格(税別、以下同)は以下の通り。SaaSであるKING OF TIMEの価格は、タイムレコーダーを利用する管理対象者数に依存し、ユーザー1人当たり月額300円である。これとは別に、初期導入時にタイムレコーダーの導入費用がかかる。

 今回のAndroid向けアプリケーションの価格は、1ライセンス6000円である。一方、これまで提供してきた既存のFeliCa認証デバイスの価格は、パソコンに接続するFeliCaリーダーが3700円、FeliCa認証専用端末(液晶ディスプレイなし)が5万9500円、FeliCa認証専用端末(液晶ディスプレイあり)が9万5000円である。