写真1●松江市が開催した中学生Ruby教室(写真提供:松江市)
写真1●松江市が開催した中学生Ruby教室(写真提供:松江市)
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写真2●松江中学生Ruby教室の模様(写真提供:松江市)
写真2●松江中学生Ruby教室の模様(写真提供:松江市)
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写真3●松江中学生Ruby教室の模様(写真提供:松江市)
写真3●松江中学生Ruby教室の模様(写真提供:松江市)
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写真4●講師とアシスタント(写真提供:松江市)
写真4●講師とアシスタント(写真提供:松江市)
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 松江市は2012年8月4日と5日、市内の中学生を対象にRuby教室を開催した。両日合わせて40人の中学生がRubyによるプログラミングを学んだ(写真1)。

 同市では2008年から中学生を対象としたRuby教室を開催している。今回、2日間で半日コースを3回実施。以前のものを含めて累計で16回の開催となった。

 参加した中学生はまずプログラムの基礎について学習。次にデジタル時計、スロットなどのプログラムを打ち込んで動かしてみた。その後、パラメータや画像の変更などプログラムの改造に取り組んだ(写真2写真3)。

 中学生からは「自分で実際に記号を打ち込んで、それが正しかったら動くところが面白かった」、「失敗しても何度でも挑戦できるのが面白かった」、「作った課題に、少し手を加えたり、数字を変えてみるだけでいろいろなことが変わるのでとても面白かった」などの感想が寄せられたという。

 講師はまつもとゆきひろ氏がフェローとして所属するネットワーク応用通信研究所の研究員。アシスタントとして、松江工業高等専門学校から2名、松江商業高等学校から3人が協力した(写真4)。松江市と松江工業高等専門学校が開催した「Ruby講座」や、島根県が実施した「Ruby合宿」の参加者である。

 アシスタントとして協力した学生からは「教えることを通じて自分もさらにRubyを勉強することができた」、「人に教えることの楽しさが分かった」、「今後、Ruby技術者認定試験も受けてみたい」との感想が寄せられたという。

 2013年1月には、今回の参加者を対象とした上級編の1日コースも開催する予定。