米Googleは現地時間2012年8月4日、一部製品およびサービスの終了予定について発表した。同社は昨年から製品/サービスの整理統合を進めており、これまで約50種類が“大掃除”の対象となっている。今回は、「Google Apps for Teams」「Google Listen」「Google Video for Business」の3製品を終了するほか、一部公式ブログを閉鎖する。

 Google Apps for Teamsは企業向けオンラインアプリケーションサービス「Google Apps」の少グループ向けエディションで、2008年から提供していた。当初予測したほど人々が有効利用していないと判断し、同エディションの廃止を決定した。9月4日より同エディションのアカウントを個人ユーザー用アカウントに統合する。Google Appsの他のエディションには影響しないとしている。

 Google Listenは2009年8月にリリースしたポッドキャスト検索/聴取アプリケーション。現在さまざまなポッドキャスト用アプリケーションが「Google Play」から入手可能であることを理由に、提供を終了する。同アプリケーションをインストール済みのユーザーは引き続き使用できるが、11月1日以降、検索機能は使えなくなる。

 Google Video for Businessは、Google Appsの「Business」および「Education」エディションのユーザーが組織内で動画を共有できるようにするためのサービス。今秋より、Google Video for Businessにアップロードされているすべてのビデオを、オンラインストレージ「Google Drive」に移行する。これらは無償で保存され、Google Driveの使用容量にはカウントされない。

 また、同社製品およびサービス関連の150以上にのぼる公式ブログおよびコミュニケーションチャネルについては、重複しているものやほとんど更新していないものを閉鎖する。

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