写真1●サンワサプライのiPhone 4/4S用バッテリー内蔵型モバイルプロジェクター(型番は400-PRJ016)
写真1●サンワサプライのiPhone 4/4S用バッテリー内蔵型モバイルプロジェクター(型番は400-PRJ016)
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写真2●約3秒で起動して写真や図、動画を投影できる
写真2●約3秒で起動して写真や図、動画を投影できる
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 サンワサプライは2012年8月3日、iPhone 4/4Sに本体カバーのように装着して利用するバッテリー内蔵型モバイルプロジェクター(写真1、型番は400-PRJ016)を発売した。同社のWeb直販サイト「サンワダイレクト」のみで扱う限定商品として販売する。価格は2万3800円。

 iPhone 4/4SのDockコネクタ経由で接続するDLP(Digital Light Processing)方式のプロジェクター。iPhone本体の側面および背面にかぶせる形で装着するが、装着した状態でもカメラボタンや電源ボタン、ボリュームボタンなどの操作の邪魔にならないデザインを採用している。プロジェクター本体のピント調節や音量調節ダイヤルも片手で持ったまま楽に操作できるよう工夫している。

 iPhone内に保存した写真や動画を投影できるほか、YouTubeやGoodReader、Keynoteの図や動画、WebページやSNS(FacebookやTwitterなど)のタイムライン、Googleマップの地図なども出力可能。写真や図などを拡大して任意の領域だけを表示する機能も備える。さらに、iPhoneのカメラで撮っている映像をライブ投影する機能もあり、手元にある紙の資料をカメラ経由で参加者に見せるといった芸当も可能だ。

 プロジェクターを利用する際は、電源ボタンを3秒間押して起動し、iPhone側で投影したい画像や動画を再生するだけ。外出先での打ち合わせの際などに、平らな壁さえあればカバンから取り出してすぐにプレゼンテーションを実施できる(写真2)。

 プロジェクターとして利用するほかに、外部バッテリーとしての利用もできるようになっている。プロジェクター背面部分にあるスイッチを押すことでモードを切り替えられる。外部バッテリーモードでは、iPhone本体を約80パーセント充電できるという。内蔵バッテリー(リチウムポリマーバッテリー)の容量は1850mAh。充電時間は約5時間で、連続投影時間は約2時間となっている。

 本体寸法は約68mm(幅)×126mm(高さ)×20mm(奥行き)で重量は125g。最大輝度は35ルーメン(ANSIルーメン)で、投影可能距離は約20~200cm。投影される画面のサイズは6~60インチになる。解像度は640×480ドット(VGA)でアスペクト比は4:3。光源はLEDで光源寿命は約2万時間などとなっている。アップルの「Made for iPhone」の認証を取得済み。充電用のUSBケーブルや持ち運び用の専用ポーチが付属する。