写真1●日立マクセルのWi-Fi機能搭載SDカードリーダー「AirStash」
写真1●日立マクセルのWi-Fi機能搭載SDカードリーダー「AirStash」
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写真2●AirStash向けAndroid版専用アプリ「AirStash+」 ファイルの読み書きに加え、ビューア機能なども備えている。
写真2●AirStash向けAndroid版専用アプリ「AirStash+」 ファイルの読み書きに加え、ビューア機能なども備えている。
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 日立マクセルは2012年8月3日、同社のWi-Fi(無線LAN)機能搭載SDカードリーダー「AirStash」(エアスタッシュ、写真1)向けにAndroid版の専用アプリ「AirStash+」(写真2)を開発し、無償配布を始めたことを発表した。Google Playからダウンロードできる。動作対象となるAndroid OSのバージョンは2.1以降。

 AirStashは、Wi-Fiモジュールおよびバッテリー(ポリマーリチウムイオン充電池)を内蔵し、サーバー機能などを搭載したモバイル向けSDカードリーダー。USBホスト機能を備えていないスマートフォンやタブレット端末でも、外出先などでWi-Fi機能を使ってSDカードに格納されている写真や動画、文書ファイルなどを直接読み書きできる。2012年2月から販売しているが、これまではiOS向けの同名アプリ「AirStash+」しか提供されていなかった。

 日立マクセルによれば、従来もAndroid端末を使ってAirStashを利用することは可能だったが、「Wi-Fi接続後にWebブラウザー経由でSDカードのファイルにアクセスする」方法しか利用できなかったという。専用アプリであるAirStash+を使うことで、単純なファイルアクセスに加えて、例えば画像なら解像度を落として読み出したり、スライドショー形式で一覧表示できたりするなど、より便利にSDカード内のファイルを扱えるようになったと同社では説明している。