ニフティは2012年8月3日、パソコン通信サービス「NIFTY-Serve(ニフティサーブ、1987年~2006年)」の開始25周年を記念するイベントの特設サイト(画面1)を公開した。8月20日から東京都内で3日間開催する「大同窓会」を告知する。Twitterと連動した事前キャンペーンなども実施する。
NIFTY-Serveは2012年5月から1年間の期間限定で復刻版サービスを実施している(関連記事、画面2)。Facebookアプリとして提供し、TwitterなどNIFTY-Serveの“後継”に当たるオンラインサービスとも連動。パソコンだけではなく、スマートフォン(iOSとAndroid)にも対応した。
NIFTY-Serveは富士通と日商岩井(現・双日)の合弁企業であるエヌ・アイ・エフ(現・ニフティ)が1987年に開始したVAN(付加価値通信網)を使ったパソコン通信サービスである。インターネットが普及する前から、電子メールやチャット(RTC=リアルタイム会議)、フォーラム(趣味や地域などが共通の人が集まるコミュニティー)など、現在のSNSに近い機能を備えていた。1996年頃の最盛期には200万人以上の会員を擁したが、その後のインターネットの台頭で独自性が薄れ、2006年までに全てのパソコン通信サービスを終了した。