中国レノボと米EMCは現地時間2012年8月1日、サーバーやストレージの開発、販売で提携したと発表した。両社がPCサーバーの開発で提携することや、EMCのストレージ製品をレノボが中国市場で販売すること、EMCの中小企業向けNAS(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)部門である「Iomega」の資産をEMCとレノボの合弁会社に移管することが主な内容である。

 EMCは、レノボを通じて中国市場の開拓を本格化する。両社の提携は全世界が対象。レノボはEMCのストレージを中国市場で販売するだけでなく、将来的には全世界で販売するとしている。また、両社が共同開発するPCサーバーは、レノボが自社製品として販売するほか、EMCの一部のストレージ用ハードウエアとしても使用する。