写真●AndroidスマートフォンとBluetoothで通信して健康状態を管理できる仕組みを備えたタニタの体組成計「インナースキャン BC-505」
写真●AndroidスマートフォンとBluetoothで通信して健康状態を管理できる仕組みを備えたタニタの体組成計「インナースキャン BC-505」
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 タニタは2012年8月1日、Android OSを搭載したスマートフォンと連携して健康状態を管理できる仕組みを備えた体組成計「インナースキャン BC-505」(写真)を発売した。価格はオープンだが、市場想定価格は1万9800円程度の見込み。「健康や体系の維持に高い関心を持つ20代後半から30代前半の女性」をターゲットとしており、同社では年間5000台の販売を計画しているという。

 本体内にBluetooth(2.0+EDR)モジュールを内蔵し、体重や体脂肪率などのバイタルデータ(生体情報)を測定してAndroidスマートフォンに送信する機能を備える。測定可能な項目は、「体重」「体脂肪率」「筋肉量」「推定骨量」「内臓脂肪レベル」「基礎代謝量」「体内年齢」「体水分率」「BMI」(体格指数)---の9項目。Android端末側では、専用アプリ「a-Tanita」を使ってこれらのデータを受信する。同アプリはGoogle Playから無償でダウンロードできる。

 動作対象となるAndroid OSのバージョンは「2.1以上」で、Bluetoothの「SPP」(Serial Port Profile)をサポートしている必要がある。タニタでは、大手携帯電話事業者3社(KDDI、NTTドコモ、ソフトバンクモバイル)の代表的なAndroidスマートフォンについて、動作検証結果を同社Webページ上で公開。今後も定期的に動作検証を実施し、情報を更新する予定だという。

 本体寸法は340mm(幅)×340mm(奥行き)×34mm(高さ)で、質量は約2.6kg。電源は単3乾電池4本(DC6V)で、消費電流は最大160mAなどとなっている。