日本通信は2012年8月1日、スマートフォンなどを音声通話にも利用するユーザーを想定した新サービス「スマホ電話SIM」の販売を開始したと発表した。データ通信機能はオプションで追加する形になっており、音声通話専用SIMとして利用できる点が従来のTalkingSIMなどのサービスと異なる。

 料金プランは無料通話分に応じてS、M、Lの3種類がある。月額基本料は、Sが1290円で最大32.5分相当の無料通話が可能。Mは同2290円で無料通話は最大75分相当。Lは同3710円で無料通話は最大178.5分相当である。無料通話分を超過した分の通話料は、Sが21円/30秒、Mが18.9円/30秒、Lが14.7円/30秒となる。いずれのプランも余った無料通話分の翌月への繰り越しはできない。

 オプションとして、通話中にかかってきた電話に切り替えるキャッチホン(210円/月)、留守番電話機能(315円/月)なども用意する。SMSの送信は一通当たり3.15円(国内)で、無料通話分の充当もできる。

 データ通信のオプションは2種類から選べる。一つは最大通信速度が上下とも200kbpsの「U200」、もう一つは月間2Gバイトまで下り最大14Mbps/上り5.7Mbpsで利用可能な「2GB定額」である。料金はU200が1690円/月、2GB定額が2990円/月。U200は、100Mバイト分の通信量を525円で購入し速度制限を外す「Turbo Charge」が8月下旬から利用できる。2GB定額は通信量が2Gバイトを超した場合、上り下りとも100kbpsの速度制限がかかる。

 日本通信は、「プランSとU200を組み合わせれば月額2980円で音声とデータ通信両方が利用可能な定額サービスとなる」としている。

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