写真●BS540Aサーバブレードの外観
写真●BS540Aサーバブレードの外観
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 日立製作所は2012年8月1日、中規模ブレードサーバー「BladeSymphony BS500」向けに、CPUを4個搭載できるハイエンドサーバーブレード「BS540Aサーバブレード」(写真)を発表した。9月14日に出荷開始する。既存モデルと比べて占有スペースが2倍になるものの、CPU搭載数も2倍に増える。価格(税込み)は、143万5350円から。

 BS500向けのサーバーブレードの新モデルで、BS500向けではハイエンドに位置する。既存モデルとの違いは、ディスク容量はそのままに、CPU処理性能に関係するスペックであるCPU数とメモリー容量を、ともに2倍に増やしたこと。これにより占有スペースも2倍に増えたものの、サーバー1台のCPU処理性能を増やしたい用途に適する。

 既存モデルを含めた全3モデルのスペック(最大)は、以下の通り。新モデルのBS540Aは、4CPU、メモリー1Tバイト、ディスク1.8Tバイト。基本モデルのBS520Hは、2CPU、メモリー512Gバイト、ディスク1.8Tバイト。価格は44万6250円から。廉価モデルのBS520Aは、2CPU、メモリー384Gバイト、ディスク1.8Tバイト。価格は42万4200円から。

 なお、前提となるBS500は、中規模ブレードサーバーである。高さ6Uのシャシーに最大8台のサーバー機を収容する(BS520H/BS520Aなら最大8台、BS540Aなら最大4台)。ハイエンド機「BS2000」(10Uに8台のサーバー機を収容)と、小型機「BS320」(6Uに10台のサーバー機を収容)の中間に位置する。ほかのブレードサーバーと同様に、論理パーティショニング(LPAR)機能などを備える。