写真●Wildfire創業者のVictoria Ransom氏とAlain Chuard氏
写真●Wildfire創業者のVictoria Ransom氏とAlain Chuard氏
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 米Googleがソーシャルマーケティング支援の米Wildfireを買収することを、両社が現地時間2012年7月31日に明らかにした。

 Wildfireは、Victoria Ransom氏とAlain Chuard氏が2008年に立ち上げた新興企業(写真)。英Virgin、カナダCirque du Soleil、英Spotifyなど大手30ブランドを含む約1万6000社が、さまざまなSNSにおける公式ページ、アプリケーション、コメント、ビデオ、広告、プロモーションなどを一元的に管理するためにWildfireのサービスを利用している。

 Googleは、Wildfireを獲得することにより、同社顧客があらゆるソーシャルサービスのユーザーとつながることができる新たな機会を創造し、提供したいとしている。

 現時点では、Wildfireは引き続き、「Facebook」「Twitter」「YouTube」「Google+」「Pinterest」「LinkedIn」などを横断してブランド展開するソーシャル活動と広告の測定を支援することに注力する。事業はこれまでどおり継続し、顧客向けサービスやサポートにおける変更はないと述べている。

 両社は詳細な買収条件について明らかにしていないが、米メディア(Wall Street Journal)は関係者の話から「買収金額は2億5000万ドル」と報じている。

[発表資料(Google)]
[発表資料(Wildfire)]
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