写真1●クリックテック・ジャパンが無償公開した五輪大会データ分析用Webアプリ「QlikTech's Global Games Application」
写真1●クリックテック・ジャパンが無償公開した五輪大会データ分析用Webアプリ「QlikTech's Global Games Application」
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写真2●ロンドンオリンピックの最新データも毎日追加・更新されている
写真2●ロンドンオリンピックの最新データも毎日追加・更新されている
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 BI(ビジネスインテリジェンス)ツールベンダーのクリックテック・ジャパンは2012年7月27日、開催中のロンドンオリンピックをより楽しめるようにするためのWebベースの分析アプリ「QlikTech's Global Games Application」を無償で公開した(写真1)。同社特設Webページから利用できる。

 QlikTech's Global Games Applicationは、同社のインメモリー型BIツール「QlikView」の技術とオランダのInfostrada Sportsが所有するオリンピック大会に関するデータベースを組み合わせたアプリケーション。ユーザーがWebブラウザーを使ってオリンピックに関する様々な疑問を自由に分析できるようにしている。

 データベースには、第1回大会(1896年)から第29回大会(2008年)までの全メダリストのデータを格納。ロンドンオリンピックについても、大会期間中メダルを獲得した選手のデータが毎日(日本時間午前7時ころ)追加・更新されるようになっている(写真2)。ロンドンオリンピックの競技スケジュールなども同アプリ上で確認可能だ。

 ユーザーは、クリックやドラッグなどの簡単な操作だけで、様々な分析軸に基づいて膨大なデータを多角的に分析できる。例えば「水泳競技で最も年齢の若い日本のメダリストは誰?」「現在でも、世界記録を長期間保持しているメダリストはどこの国の選手で、種目は何?」「サッカーでメダルを獲得している国の中で、選手の平均身長が最も高いのはどこ?」といった疑問への答えがすぐに得られるという。