米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)は米国時間2012年7月26日、4~6月期の決算発表(関連記事:Facebookが上場後初の決算、32%増収だが1億5700万ドルの赤字)の後に、電話会見を開いた。

 ザッカーバーグCEOは経営の強化分野として「モバイル分野に投資を続ける。優秀なエンジニアなど人材を採用したい」と語った。モバイル機器ユーザーはパソコンのユーザーよりもSNSの利用頻度が高いため、モバイル事業の拡大余地が大きいという。モバイル機器ユーザーにとってフェイスブックは、情報共有・配信に適しているとした。

 一方で、フェイスブックは起業家精神溢れた会社であるとも強調し、「欧州を含めて優れた人材を確保したい。優秀なエンジニアを採りたい」と話した。企業の買収についても、「目的は人材の確保にある」として、能力の高い人材を多く揃えて生産性を高めることが成長継続の鍵であるとした。