写真●CRM製品群を説明する、日本オラクルの道下本部長
写真●CRM製品群を説明する、日本オラクルの道下本部長
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 日本オラクルは2012年7月26日、CRM(顧客関係管理)の製品やサービス群を「Oracle Customer Experience」として提供していくと発表した。米ライトナウ・テクノロジーズなど買収企業の製品やサービスもあわせて、国内でのラインアップを強化。CRMの強化でネット事業などの差異化や売り上げ向上、顧客対応コスト削減を図りたい企業に売り込む。

 オラクルの「Siebel」や「Fusion」など既存のCRM製品・サービスに加えて、買収した5社6製品・サービスを用意。「商品を検討し購入、そして保有している際のサポートまで、顧客の全てのプロセスを支援する」(日本オラクル製品事業統括アプリケーション事業統括本部の道下和良CRM/HCM事業本部長、写真)。

 今回、米オラクルが買収した4製品・サービスを国内で初めて投入する。

 まず、顧客の問い合わせにデータベースを基に最適な回答を提示する「Oracle RightNow CX Cloud Service」(買収したライトナウのサービス)や「Oracle Knowledge Management」(買収した米インクワイラの製品)、Webサイトでの誘導を最適化する「Oracle Endeca」(買収した米エンデカ・テクノロジーズの製品)を7月までに提供。

 SNSでの書き込みやコールセンターのログなど非構造のデータと業務の構造化データをあわせて分析する「Oracle Endeca Information Discovery」は今年秋までに提供を始める。