米アップルのティム・クックCEO(最高経営責任者)は2012年7月24日(現地時間)、2012年4-6月期の決算発表後に電話会見を開いた。クックCEOはアジア太平洋地域の伸びが鈍化したことについて触れて、「特に中国市場はまだまだ伸びる。中国市場での新製品発売のタイミングを考えると、この直近の四半期の売上高に反映されていない分も多い」と今後の成長に自信を示した。

 またクックCEOは日本と米国の伸びも順調とした上で、「欧州で差が出ている」との認識を示した。フランスやギリシャ、イタリアで思ったほどの実績を上げていないことを指摘し、減速していると認めた。

 過去最高の販売を記録したiPadについて「教育分野での評価が高まっている。学習に適したIT機器としては過去にないものだろう。比較的保守的な教育分野で広く受け入れられている」と語った。