写真1●Mac用最新OSの「OS X Mountain Lion」
写真1●Mac用最新OSの「OS X Mountain Lion」
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 米Appleは現地時間2012年7月25日、パソコン向けOSの最新版「OS X Mountain Lion」(写真1)の一般向けダウンロード提供を開始したと発表した。Mac向けアプリケーションの配信/販売ストア「App Store」を通じて19.99ドルで入手できる。

 Mountain Lionは200以上の新機能を追加し、 クラウドサービス「iCloud」との統合を通じてメールや連絡先情報、カレンダー、メッセージなどを、所有するすべてのデバイス間で最新の状態に保つことができる。

 モバイルプラットフォーム「iOS」で提供していたメッセージアプリケーション「iMessege」、ソーシャルゲームネットワーク「Game Center」、通知管理センター「Notification Center」などを実装し、iOSデバイスとの親和性をさらに高めた。

 また「Facebook」の統合により、使用中のアプリケーションから直接Facebookに写真やリンク、コメントを位置情報付きで投稿したり、Notification CenterからFacebookのステータスを更新したりできる。そのほか、他社製アプリケーションにも対応した音声テキスト入力、最大1080pの高画質でビデオ出力できる「AirPlay Mirroring」、新たなセキュリティ機能「Gatekeeper」などを提供する。

 Mountain Lionをインストールするには、パソコンに「OS X 10.6.8」以降(「Lion」または「Snow Leopard」)、2Gバイト以上のメモリ-、8Gバイト以上の空きスペースを備えている必要がある。システム要件および対応モデルの詳細な情報は同社Webサイトに掲載している。2012年6月11日以降にMacを新規購入したユーザーは無償でMountain Lionにアップグレードできる。

 なお、Facebookとの統合は将来のソフトウエアアップデートを通じて実現する。複数の米メディア(Wall Street JournalCNET News.comなど)の情報によると、ソフトウエアアップデートは秋に行われる見込み。

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