Hotmailのサインイン画面。左側の説明には「Windows Live ID」の文字が残っているが、アカウント情報の入力欄には「Microsoftアカウント」と書かれている
Hotmailのサインイン画面。左側の説明には「Windows Live ID」の文字が残っているが、アカウント情報の入力欄には「Microsoftアカウント」と書かれている
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上図のサインイン画面で「新規登録」を選ぶと、登録画面はMicrosoftアカウントのものに変わっている
上図のサインイン画面で「新規登録」を選ぶと、登録画面はMicrosoftアカウントのものに変わっている
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Microsoftアカウントで課金状況を確認したところ。この画面を開くには、連絡用のメールアドレスに届くコード番号を入力する必要がある
Microsoftアカウントで課金状況を確認したところ。この画面を開くには、連絡用のメールアドレスに届くコード番号を入力する必要がある
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 米マイクロソフトは2012年7月25日、同社のWebサービスで利用する「Windows Live ID」のアカウントページを刷新し、名称も「Microsoftアカウント」へと変更した。まだ開発中の段階といい、一部の機能は完全に移行していないが、プロフィールのほか、課金状況の管理などが行える。

 Microsoftアカウントは、従来のWindows Live IDやXbox LIVEアカウントなどを統合して分かりやすくした同社のアカウントサービスの新名称。WebメールのHotmailやオンラインストレージのSkyDrive、スマートフォンのWindows Phone、ゲームサービスのXbox LIVEなどに、同じ電子メールアドレスとパスワードの組み合わせでサインインできる。

 2012年10月26日に発売されるWindows 8は、Microsoftアカウントを使ってサインイン(ログオン)することができ、同じアカウントにひも付けられた各種サービスをシームレスに利用可能になる。Windows 8向けに提供されるアプリ配信ストア「Windows Store」でも、Microsoftアカウントが必須。購入したアプリは同アカウントにひも付き、ほかのパソコンであっても、同一のアカウントでサインインすれば、5台までアプリを使えるようになる。

 そのほか、7月16日(米国時間)にプレビュー版を公開した次期Officeにも、Microsoftアカウントでサインインする機能が搭載される。これにより、SkyDrive上のファイルを直接利用できたり、複数のパソコンで設定を同期したりできるようになる。

 同社は2012年5月、Windows 8の登場に合わせて、Windows Liveサービスも刷新すると発表していた。10月26日の一般発売に向けて、Microsoftアカウントのサービスについても着々と準備を進めているもようだ。