欧州連合(EU)の欧州委員会(EC)は現地時間2012年7月24日、欧州経済領域におけるCDおよびDVDドライブ供給の価格を巡ってEU競争法に違反する行為の疑いがあるとして、光ドライブサプライヤー13社に異議声明(Statement of Objections)を送ったことを明らかにした。

 ECは対象サプライヤーの社名を明らかにしていないが、OEM大手2社の主導による入札協定があったとみている。ECの予備的見解によると、13社は少なくとも5年にわたって談合に関与した。

 なお、異議声明の送付は正式手続きの一環であり、違法行為の有無を判断するものではない。しかし、調査の後、違法行為が確認された場合は、年間総売上高の最大10%に相当する制裁金が命じられる可能性がある。

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