インターネット上の集客サービスを手がけるGMO TECHは2012年7月24日、スマートフォンのアプリストア(マーケット)における検索において、指定したアプリが上位に表示されるように最適化を試みるサービス「アプリストア検索結果最適化サービス byGMO」の提供を開始した。同社では、同最適化施策のことを「ASO」(Appli Store Optimaization)と呼んでいる。

 ターゲットとなるのは、公開したアプリのダウンロード数を増やしたいと考えているアプリ開発ベンダー。対象となるアプリストアは、米グーグルがAndroid端末向けに展開している「Google Play」と、米アップルがiPhone/iPadなどのiOS端末向けに提供している「App Store」の二つ。

 個々のアプリに合わせて対策キーワードを選定し、ストアごとの内部アルゴリズムに基づいて施策を設計、検索結果の上位表示が実現するまでPDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルに基づいた最適化作業を実施するという。効果測定ツールの提供や順位調査レポートの提出などもサービス内容に含まれている。

 価格は、対象となるマーケットがどちらか一方で最適化対象となるアプリが一つのケースで、初期費用が40万円、月額費用が50万円からとなっている。最低契約期間は6カ月以上。アプリ一つ当たりの対策キーワード数の上限は10個で、同一キーワードを受け付けるのは先着3社まで。なお、キーワードによっては最適化を引き受けられないケースもあるとしている。