写真●無料で配布する編集ツール「bookpic Editor」(Adobe AIR製アプリ)を使って簡単に電子書籍を制作できる
写真●無料で配布する編集ツール「bookpic Editor」(Adobe AIR製アプリ)を使って簡単に電子書籍を制作できる
[画像のクリックで拡大表示]

 美術出版ネットワークスは2012年7月24日、ユーザーが無償で電子書籍を作って公開できるようにするサービス「クリエイターズ」を提供開始したことを発表した。同社が提供中のソーシャルサービス連携機能を備えた電子ビューア「bookpic」向けのサービスで、同ビューア上で閲覧可能な電子書籍を手軽に作成できる。

 無料で配布する編集ツール「bookpic Editor」(Adobe AIR製アプリ)をダウンロードおよびインストールし、ひな型となるプロジェクトを作成。手持ちの画像データ(JPEGデータ)をドラッグ&ドロップするだけで簡単に電子書籍化できる(写真)。

 制作した電子書籍は、ツール上のメニューからアップロードすることでbookpicで閲覧可能になる。bookpicはHTML5ベースのビューアアプリであるため、パソコンやスマートフォン、タブレット端末などデバイスに依存せず、HTML5対応のWebブラウザーさえあれば利用できる。

 bookpicにはFacebookおよびFacebookとの連携機能が標準で備わっていて、bookpic Editorで制作した電子書籍の誌面に対して作者や読者が自由につぶやきを書き込めるようになっている。さらに、リンクボタンや動画ボタン、投票用ボタンなどを設置できる機能も備えており、例えば企業の場合なら、誌面から自社サイトへの誘導や誌面で紹介した商品の人気投票の実施といった目的で活用できるという。